今回はカンザスシティジャズについての素晴らしいドキュメンタリー映画
“The Last of Blue Devils”に日本語訳をつけてみました。
今回の翻訳はとても難しかった
この時代&黒人特有の訛りは非常に聞き取りづらく、誤訳もあるかもしれない
なので今回はYoutubeの字幕機能を使って字幕を表示しており、修正できるようにしてあるので、もしこれを見た人の中で誤訳を発見した人がいれば、是非修正してもらうか、コメント等残してもらえるとうれしい
しかし、このドキュメンタリーはたとえ字幕がなく、英語が分からなくても彼らの雰囲気や
文化が自然に伝わってくるような素晴らしい内容になっている
むしろ初めて見るのなら、字幕なしで一度見てみるのをおすすめする
話の中に出てくるが、Blue Devilsのメンバーはチャーリー・パーカーより1世代上の人たちだ
演奏のスタイルもビバップ以前のビッグバンドやニューオリンズスタイルに近いと思う
ただ、そこには現代に生きる我々がジャズを演奏するときに忘れがちな何かがあるように思える
決してコンテンポラリージャズやヒップホップジャズを批判しているわけではない
ただ、先日東京で行われたあるジャズフェスティバルを見たとき(Youtube上での開催で、決して完全な状態のジャズフェスティバルとは言えない)その内容はあまりにジャズとはかけ離れたものだったと思う
特に邦人グループたちの演奏はあまりにも言い難く、同日に出演していた海外のアーティスト達と比べてしまうと、その差はあまりに大きいように思えた
もちろん彼らのファンは多いのだろうし、評価すべき部分があるのはわかっている
しかし、あまりにその差は大きく、これは果たして私が音楽家であるからこう感じるのか、一般の方々もなにか感じることがあるのか
その違いの要因を一言で表すことはできない
技術的な差ももちろんあるとは思う、しかしもっと根本的なアイディア(歴史、理解)が欠けているような気もする
伝統や仕来りばかりに縛られていても、それは良くないと思うし、
基礎固めることは大事だと思うが、多少の挑戦やひらめきに従うのは、同じくらい大切だと思う
このThe Last of The Blue Devilsは歴史を学ぶ上でもとても良いし、音楽的にも指標となってくれると思う
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